―「世界を自由に羽ばたくために」―これからの未来を担う子どもたちは真に国際人としての資質を兼ね備えた人材に育つことが期待されます。では、国際人としての資質とは一体、何でしょうか。例えば、最近では世界共通語としての英語の教育が小学校から取り入れられることが珍しくなくなりました。しかし、英語を話せる人、イコール国際人でありません。英語という言語を使って他者ときちんとコミュニケーションがとれる人、つまり「どんな相手に対しても自分をしっかり主張し、かつ、相手の意見を相手の立場や様々な視点から受け止め理解する。その上で、一人ひとりが自分らしく生きられる関係を創る力を備えた人」が真の国際人ではないでしょうか。
わたしたち額小鳩こども園は、人間の土台造りに当たるこの時代に、子どもたち一人ひとりがこのようなコミュニケーション能力を身につけることを含め、「子どもが自分の社会の文化を知り、自分たちで新しい文化を創造する力を身につける」を目標に、一人一人を大切に育てたいと考えています。
そのために、園では家庭に代わり、子どもの生命維持及び情緒の安定を図りながら、地域の子ども一人ひとりが、
・自分の身の回りのことが出来る人(基本的生活習慣の自立)
・豊かな個性がある人(個性の創造)
・自己発揮・自己主張をしながら、他者の立場を理解し、他者の意見を聴き、お互いのために行動できる人(コミュニケーション力と社会性の獲得)
になれるように
・家庭に代わり「子どもの生命の保持及び情緒の安定を図ること(=養護(保育所保育指針))」を通して、生涯にわたり、一人ひとりの子どもが自らを信頼し、他者を信頼できる基盤(アタッチメント)の形成の助けます
そして、そのこのアタッチメントを基礎として
・一人ひとりが自ら自発的に学べる環境と援助(教育)
・集団の中での社会性の獲得への援助(教育)
を行います。